人間関係

ますます複雑化する現代社会において、それぞれの場所や環境での人間関係も複雑になっている。
本来、人間は群れて生活することでコミュニティを形成してきたわけだが、それを嫌う人間の割合も多くなっているのではなかろうか。

くわえて、コミュニケーション不足とコミュニケーションスキルの低下により周囲との良好な関係作りができないケースが際立ってきている。
年間3万人以上の自殺者がここ何年も続いていることを見れば明らかであろう。

私たちは、隣人とのコミュニケーションに悩み、相談する場所も持たず、ひとり苦しんでいるのである。
こういった背景から、コミュニケーションを取らずに生活出来ないと決めつけているのではないかという意見もある。
逆の発想で、人付き合いのストレスから解放されるのであれば、ひとりぼっちで生きる選択をしても良いと思う。

それなりに苦労はあるとは思うが、そこはリスクとメリットを比較して、メリットが大きいと判断すれば、ひとりぼっちの生活を選択すれば良いのだ。
当然、自己責任だが、本来、群れたがらない人は責任感が人一倍強いために、それだけで疲弊することもあるぐらいだ。

また、気を遣いすぎるということも共通しており、こういった性向がコミュニケーション疲れを引き起こしていることも考えられる。
群れること、つまりみんなと仲良くと子どもの頃から叩き込まれてはいるが、全ての人と仲良く出来るわけがない。

だから対人関係で悩む人が多いわけだ。
みんな仲良くは偽善である。

限られた環境にいる私の社会復帰

専業主婦って、気がつくとその日家族以外は誰とも話していないということが何日も続くことがあります。
私は特に子どもを出産したばかりの時は主人としか話さない日が何日も続きました。
今考えると少し鬱になっていたのかもしれません。

そして私を心配した主人がコンビニに散歩してきたら?と言ってくれて、10日ぶりくらいに主人以外の人と話しました。
「これください。」、「ありがとうございます。」というやりとりだけだったのですが、すごく楽しかった記憶があります。
人とつながっていないとこれだけ私は頭がおかしくなってしまうんだと思った瞬間でした。
そして、私は今きっと第二期に足を突っ込んでしまったような気がします。
ふと気がつくと、同じ環境の人としか毎日話していないのです。
「同じ年齢の子どもを持った母親」という人間関係でしか、会話していないことにこないだ気が付きました。
なんだか自分が社会の中で機能していないような気分になりました。
すごく気持ちが悪く、それを主人に話したら「本当にお前は変わっているな。」と言われてしまいました。
社会人として私は大学卒業後に就職していたためでしょう。
やはり社会とのつながりはどんな形であれ、持っていたいと思ってしまいます。
子どもたちが落ち着いたら早く仕事をしたい、外に出たいと強く思うようになった私。
毎晩子どもが寝た後に求人情報をチェックしてしまいます。
こうやって限られた人間関係でしか生きていない私は身なりも気にしなくなりました。
体型も気にしなくなりました。
そして考え方がこの人間関係のみの意見しかなく、偏っている自分がいると思っています。
早くこの環境から脱却したいと強く思う自分がいます。

仕事に励む若い人

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