植物性プラスティック
プラスティックには、軽い、強い、耐久性に富む、加工しやすいなどの利点があり、様々な製品に利用されている。
しかし環境に悪影響を及ぼすため、その原料が見直されている。
トウモロコシやサツマイモのでんぷんを材料とする植物性プラスティックは、石油性プラスティックの代替品として注目を集め、各メーカーがこぞって商品開発を進めている。
両者の違いは、焼却処分時に排出する二酸化炭素にある。
植物性のものは、もともと植物が光合成によって大気中から吸収した二酸化炭素が再び排出されることになるため、環境に優しいと言われている。
しかし、その製造過程では二酸化炭素が排出されることや化石燃料を必要とすること、植物性プラスティックは石油系に比べ耐久性や加工性が劣ることなど、まだまだ課題は残っている。
新しい原材料の開発は、資源の乏しい日本では重要な世界への技術力の提供というライセンスビジネスに発展する可能性がある。
これまでは製品の輸出が主な項目だったが、これからは技術ノウハウで長く外貨を獲得する仕組み作りが先決だ。
日本から技術を学ぶが買うことで、大きなビジネスチャンスが訪れる。
今、水ビジネスが日本では活況だ。
上下水道のインフラ整備と事業化及び運用のノウハウを発展途上国へ、丸ごと売り出すのだ。
環境立国日本を強烈に植え付ける意味でも、途上国の発展にも寄与する素晴らしいモデルである。