治安の善し悪し
今住んでいる所には一昨年前の秋に越してきた。
交通機関が充実していたり、お酒を飲めるお店が多いこと、買い物しやすいことに満足している。
ただ、引越のときには治安が悪いだろうと考えていた。
違う区と比べると、昔から治安が悪いと言われていた地域だから部屋探しのときに立地にはこだわった。
実際住んでみると、快適で不便は感じない。
でも「治安が悪い」の基準がずれていたと気がついた。
近くにある中学校の卒業式が3月行われたが、平成になってあまり見ないタイプの長ランや短ランにサラシというスタイルの卒業生を卒業式当日に数人見かけた。
バイクではなく自転車で走り去っていった昭和ヤンキースタイルの卒業生たちは本当に数人という程度で少数派。
私が今現在中学生なら、あまり近づきたくない地域だと身構えるかもしれないが、地域の大人から見たら可愛い子供たちだ。
ガラスが割られたりするほど、学校が荒れているわけでもない。
なんとなく「柄の悪い子供が多くて治安が悪い」と思っていたが、それはもう10年以上、いやもっと前のことなのかもしれないので、今ではズレた感覚だと思う。
あの卒業生たちが、本当に黒い世界へと足を進めるとも思えないので、地域の大人としては見守りたい。
一方、引越の候補として挙げていた閑静な住宅街が少し離れた所にあるが、そちらの方が窃盗やひったくりが日常的で治安が良いとは言えない。
住んでみないことには本当に治安が良いのか悪いのか分からないものだと実感した。
だから次に引っ越しするときには治安がどうだというのは、考慮する必要が無いと思う。
一人で生きているのではありません
一人暮らしをすることはいいことでしょうか。
個人的にはいいことだと考えています。
私は、家を出たくて仕方ありませんでした。
今となっては、なんでそこまで家を出たかったのか分からないですが、ちょっとそこの所を考えてみたいと思います。
私には、思春期の時期に、明確に思春期が来た!という雰囲気はありませんでした。
逆に、思春期にならないといけないのか?と思ってしまうほど、思春期というものには鈍感でした。
ただ、これが思春期だったのかなぁ、と思うことはあります。
高校生の時、何もかもが嫌になった時があります。
何故か、私は孤独だと思うようになっていったのです。
高校の友達も、友達のフリをして、上辺だけの付き合いでしたし、家族とも、自分の悩みを打ち明けることもありませんでした。
そして、やがて孤独になっていきます。
もう誰もアテにしない。
自分一人で生きていくんだ、という思いが強くなっていきました。
今となっては、なんでそんなに自分勝手に考えていたんだろう、と呆れてしまいますが、当時は本気でそのようなことを考えていました。
そして、その窮屈な状況から逃れるために、大学を出て社会人になると同時に、上京して就職しました。
とにかく、家を出たい一心でした 笑
ただ、一人暮らしをしていて身にしみて感じたことは、今までどれだけ恵まれていた環境だったのだろうということです。
結局、人は一人で生きていくことはできません。
地域の治安の維持も、マンションの防犯などのセキュリティも、たくさんの方がいて成り立っています。
感謝する心を忘れてしまうと、本当に孤独な状況が待っていますね~。