環境と自然

今年は子どもの夏休みの宿題のテーマは「エコ」です。
そこで緑のカーテンをリビングに作り、その成長の様子を観察することにしました。

まず長さ70センチ以上、幅30センチ以上のプランターを準備します。
そこに20センチ位間隔をあけてゴーヤの苗を2本植えます。

土は園芸用の培養土と腐葉土を1:1の割合で混ぜました。
石灰を加えると更にゴーヤ向けの土になるとお婆ちゃんが教えてくれたので、石灰も混ぜて土づくり完了です。
苗を一つ一つ丁寧に植え、水をたっぷりやりました。

苗が小さいうちは根が腐りやすくなるので、水はあまり与えません。
大きな葉ができはじめたら、根をはった証拠ですので、たっぷりと水を与えます。

水はプランターの下から流れ出るまで与えます。
こうすることで土にも空気が入り、ゴーヤのために良いのです。
軒下からプランターまで、長い支柱をたててネットを張りました。

これにうまくゴーヤのツタが絡まれば、緑のカーテンの完成です。
息子は毎日その成長を絵日記にし、プランターのそばの気温を計っては天気一緒に書きとめています。
緑のカーテンにどのくらいの効果があるのか、実験結果に乞うご期待といったところでしょうか。

それにしても普段はスルーしてしまいそうな自然と環境問題に、これほど敏感な年はありませんでしたね。
健康と同様で、失ってわかる大切さということなのでしょうか。

善い行いは幸運を引き寄せますかね。

自然物のグリーン

最近、自然物から色を取得することができるペンができたらしい。
パソコンでよく使われるペイントソフトは、「スポイト」という機能で既存する写真やイラストから色を取得することができ、それをデジタルイラストに生かすことが既にできるが、それがアナログでもできるようになったのである。

自然の色、というと「Green」を思い浮かべる人が多いと思う。
「緑は目に良い」ということわざは、「遠くを見ると目の疲れを癒やすことができる」というのが真実である。
しかし、私は絵を描くことが好きなので、この「自然の緑」は奥深いことが分かる。
ではまず、逆に「人工の緑」を考えてみる。
思い浮かぶのは「蛍光の緑」だろうか。
妙に明るくて光を当てると反射してピカピカ光る緑色である。
あんな色の草木は見たことがない。
それを考えると、自然の緑色はとても柔らかで、反射して目を攻撃することがなくて、「目に良さそう」と思わせるに十分であるように思う。
また、草木は枯れるため、若葉の緑色から、季節が移り替わるにつれ褐色となり茶色に移行していく。
この色も、私は大好きである。
なんともわびしさを感じさせる色であり、日本を感じることができる。
私が自然物から色を取得することができるようになったら、春にひとつの木をターゲットにして新芽の色を取得しておきそのスケッチをする。
1か月ごとにその葉を観察しスケッチを繰り返し、枯れて地面に落ちるまでひとつのスケッチブックに収める。
すると、実に自然物に近い「季節の移り変わり」を見ることができる本が完成するだろう。
これほどに、私の色に対する感性は強いのである。

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