チャット

通信回線の増強で、チャットがパソコンや携帯電話の中でも大人気です。
自分のアバター(自分そっくりなキャラクター)を作り出し、バーチャルの世界でコミュニケーションを取ったりゲームをしたりすることで、直接コミュニケーションを取れない人や、本当の自分を出せずに悩んでいる人などが重宝するようです。

実際にできない事を、アバターを操って成し遂げるところを見て満足できるのでしょう。
相手もアバターですが、本当の顔や人柄は分からない為、そこに安心感を覚えるそうです。

しかし、その反面、バーチャルの世界での付き合いのため、嫌になったらすぐに断ち切ることができる関係でもあります。
パソコンの文字でしかコミュケーションを取っていないため、伝えたいことがうまく伝わらずにケンカとなり、直接ケンカするときよりもかなり激しい罵声が飛び交うこともあります。

しかし、実際の世界ではそういうわけにはいきません。
罵声を浴びせた人たちはきっと、現実ではそういった事が言えないのでしょう。

実際に操っているアバターは、もしかしたら「理想像」なのかもしれません。
「こんな風に話しかけれたら…」「こんな風にケンカができたら…」って思う人だっているでしょう。

バーチャルゲームをアバター同士で戦った時に、バーチャルな仲間ができます。
その時の喜びは、現実で友達ができるときの喜びと一緒の感覚です。

なのに、相手の顔が分からないからと言って、すぐに関係を断ち切ったりヒドイ事を言ったりしては、せっかくの仲間が台無しです。
現実の世界も、バーチャルの世界も、コミュニケーションの取り方は一緒です。

自信をもって話して伝える大切さ

海外旅行に行った時に、パブで隣りに座っていた外国人の方と話が盛り上がった時は外国語を勉強していて良かったと感じました。
他にも、大人数でチャットをしている時に、外国人の方がインしても普通に会話ができるのも良かったと思う点です。
逆に失敗したというわけではありませんが、外国語に興味が無い・コンプレックスを持っている日本人の前で外国語を使うと、変に距離を置かれることがあるのが嫌だなと思いました。
「私は外国語がわからないから」と遠巻きに見られるのは寂しいですがまだ我慢できます。
でも、その場では黙っていたくせに、後になってから「あの単語の発音がおかしかった」「文法の間違いを見つけた」と指導してこられるのが一番嫌です。
重箱の隅をつつくようなアラ探しなどはせず、おおらかに相手にちゃんと通じるように話せれば大丈夫という心構えで外国語を使うようにしています。

よく言われることですが、外国語だけができても意味が無いなと思います。
外国語で何かを学ぶのが良いと思います。
日本で就職活動をするときもある程度の専門性(資格を持っている・その分野について知識があるなど)がないと職を探すのも難しいです。
私は外国語の他にはイラストを描くのが好きでよく描いているのですが、以前に外国人の友人に頼まれて英語で日本風のイラストの描き方のワークショップを開きました。
30人ほどが参加してくれて、とても良い経験になりました。
何でも興味のあることは長続きしますし、勉強も苦ではなくなると思います。
言語以外に「これには自信がある」という何かを見つけて身につけていくのが、結果的に言語を有効活用する近道ではないかと思います。

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